ニシンのパイ
副所長です。
少し前ですが、地上波で「魔女の宅急便」やってましたね。
私は見逃しましたが、まあ子供の頃から何度も見てるし大体わかる。たぶん。
「アタシこのパイ苦手なのよね」でインパクトの強いニシンのパイ。
件のパイの受け取り手の女の子については、子供の頃クラス内での評判が最悪でした。
「せっかくお祖母ちゃんがパイを作ってくれたのに酷すぎる」と。
とりあえず周りに合わせていたものの、実は内心思ってました。
好き嫌いはどうにもならなくね?
それはそうと、作ってみました。
材料
カボチャ 1/4
燻製ニシン缶詰 1缶
炒め玉ねぎ 1個分
マッシュルーム 4個
パンプキンスープ 1缶(1人前)
ホワイトソース 1包
冷凍パイ生地 2枚
カボチャ(レンチン後つぶす)、炒め玉ねぎ、マッシュルームを合わせて軽く炒め、パンプキンスープとホワイトソースで味を整えます。
冷凍パイ生地を方に伸ばし、
先ほどのカボチャを入れ、
缶詰のニシンを載せます。
あとは、余ったパイ生地で蓋をしてオーブンで焼けば完成です。
完成した瞬間にうれしくなって食べてしまったため、完成品の写真はありません。
さて、味ですが。
カボチャ、ホワイトソース、洋風の味付けの魚の組み合わせですからね。
「こんなん美味しいに決まってるだろ」っていう、面白みのない結果でした。
作る前からわかってた。
だからこそ言うんですけどね。
本当に、個人の好き嫌いはどうにもならないよね。
さらに、例のシーンで不思議なのは「お祖母ちゃんは孫の嫌いなものも知らなかったのか?」ということです。
①知らなかった→けっこう距離のある関係ですよね。
②知っていて孫の意見を軽視して送っている→相手が嫌がっていることもわからない人です。厄介です。
③何らかの信念で「相手が嫌がっても」送り続けている(健康にいいとか)→もう諦めるしかない。
そりゃ宅配の人にこっそり愚痴りたくもなりますよ。
ちなみに、私の祖母は3番目のタイプでした。
皮つきアロエ(くっそ苦い)とか、原液の梅肉エキス(くっそ酸っぱい)とかを、有無を言わさず口に突っ込んできました。
健康にいいらしいですが、もう少し食べ方があるだろ。
アロエや梅にも失礼だったと思います。
アロエは皮をむく、梅肉エキスはハチミツとお湯で割るだけで、かなり美味しくなります。
おかげで健康になったかどうかは不明です。
子供時代を考えても、人並みに風邪ひいたり感染症にかかったりしてましたんで。
今も年相応にいろいろガタきてますしね。
愛情と味も別なんだよね。
あと、「魔女宅」の婆さんが物凄いメシマズだった可能性もあります。
愛情と技術も別だし。